自宅のリースバックは最後の手段

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競売同時並行の任意売却とか

金融機関が任意売却に応じてくれないという、任意売却不動産屋さんからの相談がありました。

適当に答えて、相手しませんでした。

 

 

だって、自分が任意売却はうちに任せろ!

ってホームページで宣伝してるのだから。

 

 

ホームページを見れば、

「諦めないで!」

とか、ガッツポーズで、

わけ分かりません。

 

街金あるあるの、

ブラックリストのあなたも、

どこも貸してくれないあなたも、

「諦めないで!」

と脳内レベルが同じです。

 

まあ宣伝するのも法律を守れば自由だし、流行りの自己責任論で考えれば引っかかる人が悪いだけだし。

そんなもんなのかな。

 

 

あまりにも、日本中に、にわか任意売却屋が増えすぎました。

金融機関にまともな説明をできない任意売却屋で巷は溢れています。

 

ネットの任意売却一括サイト屋がピンはねをして、地域の不動産屋に一件いくらで、顧客情報を売るから、こういうことになります。

 

 

なんの啓蒙活動してるか分かりませんが、社団法人とかNPOと書れていれば、人は何か安心してしまうのでしょうね。

ヤクザだってNPOやってる時代です。


任意売却にしても、リースバックにしても、時には必要でしょうけど笑顔で宣伝するような仕事じゃないですよ(個人的な感想です)。


 

 

話を戻して、

任意売却には、債権者主導の任意売却と、債務者主導の任意売却があります。

 

どのみち返済不能不動産を売却するのは、所有者本人ですが、

アホなにわか任意売却不動産屋に頼むくらいなら、銀行主導(銀行の関連会社)でさっさと任意売却した方が、その後は良い場合もあります。

 

今時、借金から逃げる方法がある!と囁く任意売却屋は注意です。

時代は変わりました。

弁護士さんへの破産まで案内してくれるとこは、少しまともかな。

また任意売却しなくても家は維持できるかもよ!弁護士さんに個人再生の話を聞いてみて!それで駄目なら、また来てね。

と囁く任意売却屋も良いね。

 

 

ちなみに国税徴収法国税通則法・債権管理回収業に関する特別措置法を知ってるかどうかで、だいたい任意売却不動産屋のレベルは分かります。

根抵当権が分からないレベルの任意売却屋もいるくらいだからね。

 

 

話を戻しまして、

金融機関が競売競売一本槍で、任意売却になかなか応じてくれない時、

それでも競売を開始することを条件に、同時に任意売却に応じてくれる時があります。

 

また、競売もしない、任意売却にも応じてくれない時は、

抵当権がついたまま所有権移転をして、抵当権の抹消請求をすることで、話が進むこともあります。話を進めることもあります。

 

 

そうすると金融機関は競売に進まざるを得ません。

そこまでやるというのは、所有者側が多少の悪意や裏を表明してまでのことなので、

金融機関とは基本的に喧嘩な方法になります。

しかし、やらざるを得ない場合もあったりします。

昔は摘除なんてのもありました。短賃や増加競売のあたりの時代。

まぁ色々あります。

 

 

また脱線しました。

農協や信金、信組はなかなか任意売却に応じてくれないときもあります。

ずっと支払いが無くても放置されることもあります。

 

組合員の同意が得られないとか、なんらかの理由を言われて。

 

実際に小さい組織はそのような理由もあれば、合併話でなかなか事を進められない場合もあります。

 

一番抵当権者が任意売却に応じてくれても、

高利貸しの後番抵当権者が無理な印鑑代を請求して来て、任意売却ができない場合もあります。

 

 

詳しくは述べませんが、予想外の税金が邪魔をする時もあります。

逆にわざと税金差し押さえ入れて!と役所に頼んだり、

・・・色々あります。

 

 

任意売却は、かなりの難易度の、

国家資格にした方が良いと、時折思います。

 

一般的には、任意売却に移行したり、競売中は、返済はしなくても大丈夫なのだから、時間稼ぎできるので、生活再建期間と考えるべきです。

 

そこを失うと生活の基盤を失うような事業者は、雇用を持ってるような事業者は、

もちろん違いますが。

 

最後に、過去にどうしょもない嘘ばかりついて(結果としてでも)金融機関から信用を失っていれば、

 

そりゃ無理です。

 

 

leasebacker