自宅のリースバックは最後の手段

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リースバックの会社の信用度

リースバックの契約書は通常二つに分かれており、「売買契約書」と「賃貸契約書」があります。
もちろんそれは契約前には必ずどちらも見せてもらうべきです。

というのも契約に至る段階ではリースバック会社の営業マンが説明していないことが多く、契約時に突然説明され、契約書に書かれている内容にびっくりすることもあると思います。
そんな時うやむやの中で納得いかなければ、その場で契約を辞退するのも必要かもしれません。

詳細について事前説明の無い中で契約当日まで進み、そこで契約者が驚くことは多々あるはずです。

売主は信頼してリースバックをお願いしたにも関わらず売買契約書には、

「弊社が本物件を買うことになりましたが、売主の承諾を得ること無しに、勝手に第三者に転売することを売主は承諾するものとする。ただし、賃貸の契約は引続き大丈夫ですよ。大家、オーナーが変わるだけですから。」

との文面がたいてい入っております。

ということは、いつでもリースバック先の買主(多くは不動産会社、投資家)はいつでも第三者に転売することを特約条件として売買契約(買取)しているということです。

突然、大家、オーナーが他の人に代わることもあるということになります。相手を信頼して売買契約・賃貸契約をしたにもかかわらず、です。

実際に第三者に転売して利益を得ているリースバック業者もおります。
利回り10%で手に入れた家を、利回り5%でも買う投資家がいれば、転売利益を得られますからね。

金融機関などのリバースモーゲージの場合は所有権の移転まで行いませんが、リースバックは所有権の移転まで行います。

自分自身の家の所有権が売却代金と引き換えに第三者に渡る、自宅の処分権限が無くなる事を強く意識しないといけません。

大家が突然代わってしまうことが不安であれば、たとえば65歳の方が死ぬまで住みたいという要望については、リスクが高いかもしれませんね。

大家である不動産会社は更に利益が出るリースバック案件が多数手に入れば、投資効率が悪いあなたの自宅の所有権を第三者に転売してしまうかもしれません。

また多くの大家である会社は銀行から借り入れを受けているはずなので、資金繰りが厳しくなれば、やはり第三者に転売してしまうかもしれません。

契約前に必ず契約書は見せてもらいましょう。

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